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爆発まんが野郎

母娘の物語『星くず』シリーズ☆

もう30年以上前のマンガですが母に続いて成長していく娘が主人公になり長く少女マンガ雑誌に連載された『星くず』シリーズがとても好きでした。

母・由布子が高校生の時から始まり病気で亡くなった恋人の影響で看護師を目指すところから始まり、その娘・由似が高校生になりやはり母と同じ看護師を目指すまでが連載されていたのですが、その間には本当に色んな出来事があり、これは半年位かけて朝の連続ドラマにでもしたらいいのでは?と思った位です。

看護学校時代の交通事故で看護師を諦め入院患者の付き添い婦をしていた時に心臓を患って母・由布子は由似が4歳の時に他界、その後は由似が主人公になりますが『自分より他人の事を考えて生きる由布子に似る様に』と名付けられ亡くなった母と比べられるプレッシャーに道を踏み外しそうになりながら成長していく姿もリアルで素晴らしい物語でした。

由似が高校生の時でシリーズは一旦終わりましたがその後成人して看護師になり幼なじみと結婚、認知症の祖母との物語も新しく描かれています。
派手なストーリーではないのですが本当に有りそうな母娘の物語で今でも大好きです。由布子が亡くなった時、母の死が理解できていない由似が子守唄を歌う場面は何度読んでも泣いてしまいます。

由布子と由似の周りの人物も含めて読んでほしい素敵なヒューマンストーリー、是非おすすめしたいです。
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